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養育費の決め方&支払ってもらう方法

養育費は8割の人が払ってないって本当?
支払いが止まったらどうすればいいの?

 

養育費の決め方&支払ってもらう方法

 

離婚して、子どもと一緒に暮らしていない親は養育費を支払う義務があります。
しかし、養育費を受け取っている人はわずか2割ほどです。

たとえ養育費が支払われていても、十分な額を貰っている人は少ないんじゃないでしょうか。

 

2018年のデータによると、母子家庭の51.4%、父子家庭の22.9%が貧困状態であるとされています。

 

養育費をいくらにするか、何歳まで支払うかは人によって異なります。

養育費算定表という、同居親と別居親の年収を基に「養育費をいくら払うのが適切か」を示す表があります。 実際に家庭裁判所などで使用されているものです。令和元年12月23日に改定されました。

あくまでも相場であり、この表に従って決めなければいけないということではありません。

≫裁判所ウェブサイトの養育費・婚姻費用算定表

 

養育費の決め方

 

養育費の支払額を決める方法は次の通りです。

養育費を決める方法

1. 話し合いで決める
2. 離婚調停で決める
3. 養育費調停で決める
4. 家庭裁判所の裁判で決める

 

1. 話し合いで決める
話し合って取り決めをする場合は、双方で納得がいくように細かく確認し、必ず書面にしましょう。
公証役場で公正証書を作成しておけば、不払いが生じた時に強制執行が出来ます。

2. 離婚調停で決める
家庭裁判所で離婚の話し合いをする際、養育費についても取り決めをします。不払いが生じた場合、養育費を支払うように促す履行勧告や、強制執行が出来ます。

3. 養育費調停で決める
離婚届を出した後でも養育費の調停を申し立てることが出来ます。
また、養育費の取り決めをした後に生活状況が大きく変化した場合にも増額や減額について話し合いを求めることが出来ます。

4. 家庭裁判所の裁判で決める
調停で話し合いがまとまらない場合は、判決で決めてもらうことが出来ます。

 

調停を申し立てたいけど、相手が遠方の場合

調停を申し立てる時、相手の住まいが遠いことがありますよね。その場合、調停はどこで行うことになるのでしょうか?
基本的には、相手の住所地を管轄する家庭裁判所で行われます。

しかし、飛行機代がかかるなど経済的に難しいケースがありますよね。

そこで、平成25年1月から新しい制度が設けられ、「電話会議による調停」が認められるようになりました。法律事務所と家庭裁判所を電話会議システムで繋ぎ、調停を行うことが出来ます。
電話会議を希望する場合は、調停を申し立てた時に裁判所に対して、電話会議を認めてもらえないか交渉していくことになります。

ただし離婚調停の場合、最終的に離婚が成立する期日には、実際に裁判所に行かなければならなくなる可能性が高いです。

 

裁判所に電話会議に応じてもらえない場合、「テレビ会議システム」という方法もあります。

テレビ会議システムは、近くの裁判所と実際に調停が行われる遠方の裁判所をテレビ会議システムでつなぎ、相互にテレビ画面で顔が分かる形で調停を行う方法です。

調停を申し立てた時に裁判所に申請をすれば、高確率で応じてもらえるようです。

 

養育費を滞納された時の請求方法

 

履行勧告

調停調停、離婚審判、裁判上の和解や判決で養育費の支払いが決まっている場合は、家庭裁判所を通して、相手に養育費を支払うように勧告してもらうことができます。 これを「履行勧告」と言います。
この申し出は家庭裁判所に電話をするだけで行えますし、費用はかかりません。

 

私は離婚してから8年の間に、履行勧告を6回ほど行いました。相手は離婚する際に「どうせ途中で払わなくなると思っているだろうが、必ず払い続ける」と言っていたのに、何度も滞納されました。しかしながら、履行勧告後にはきちんと支払われてきました。家庭裁判所を通して請求出来る体制を整えておくことは大事だと思います。

 

強制執行

家庭裁判所や公正証書で決めたのに支払わない場合は、地方裁判所に強制執行を申し立てることができます。

支払い義務のある人の給与や預貯金、資産などを差し押さえてもらい、お金に換えられるものはお金に換えて支払われなかった分に充てる制度です。

地方裁判所民事部執行係で手続きを行いますので、最寄りの地方裁判所に尋ねてみてください。

 

明石市の養育費立替制度
兵庫県の明石市では、2020年7月から、養育費支払いの立替制度が導入されました。
この制度は養育費の支払い義務者(別居親)が養育費を支払わない場合に、(行政を含む)第三者が養育費相当額を支払った上で、別居親から費用を回収するという仕組みです。明石市は今回、1ヶ月分の養育費に限り立替払い(上限5万円)をするようです。
この制度は8月末までの期間限定ですが、今後全国に広まると良いですね。

 

小さな一歩
家庭裁判所に連絡したけどどうにもならない!という場合は、民間を頼ってみても良いかもしれません。
前澤友作社長が新しく始めた養育費安心受取サービスは、元夫とやり取りをせずに養育費の催促や値段交渉をしてくれるサービスです。費用は、養育費から一部支払う仕組みです。

≫小さな一歩

未婚で認知されていない子どもについては、応じられないようです。
まずは、認知調停を検討してみてください。家庭裁判所で調停手続きが出来ます。

 

養育費の取り決め内容

養育費の取り決めの内容は、細部まで話し合っておくことが大事です。金額、支払時期、支払期間、支払い方法などです。

支払期間は20歳までの人が多いですが、大学進学を想定して22歳までに設定する人も居ます。

支払時期は月に1回、年に1回、最初に一括で支払うケースもあります。
一括で支払う場合でも、基本的に養育費は非課税になります。

支払い方法は、一般的には子ども名義の口座に振り込まれます。
子どもと別居親が面会をする時に手渡しをする人も居るようです。

 

注意

遠方の人は養育費の振込口座をよく確認しておきましょう!

私と子どもは九州、元夫は関東に住んでいます。離婚調停で養育費の取り決めをし、養育費は子ども名義のJA(農協)の口座を指定されました。
1回目の養育費は、関東の元夫の口座から九州の子どもの口座に振り込まれました。しかし2回目以降の養育費が、私が関東に居た時に作った私名義のJA口座に振り込まれるようになったのです。関東から九州に振り込むのは手数料がかかると気付き、勝手に変更されたようです。
私は九州で関東のJA口座を使い続ける羽目になったのですが、とても不便です。
まず、JAのATMで、通帳を使ってお金が下ろせません。キャッシュカードを使って下ろすしかありません。それと、通帳の繰り越しが出来ません。通帳がいっぱいになった時、元夫の母親に頼んで新しい通帳を繰り越してもらい、郵送してもらうしかありませんでした。
お互い遠方の人は、銀行の手数料や仕組みについても確認しておいた方が良いかもしれません。

 

養育費は別居親の愛情

 

養育費は子どもを育てる為の費用なのはもちろんのこと、別居親の愛情の証となる大切なものです。

逆に、養育費を支払わないのは育児放棄をしていることと同じだと思います。 今の日本の法律では養育費の不払いに罰則が無い為、養育費を支払わずに逃げ切る人がたくさん居ます。

日本でも、国が肩代わりをして養育費を徴収する制度が、早急に必要だと感じています。

 

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